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「開発環境」について(リベンジ)

投稿日:2014年08月25日

こんにちは。平野洋平です。
少し涼しくなってきましたかね。
先日は、大雨の影響で私の住んでいる「箕面市」に避難指示が出まして・・・。
幸い、家は山からは遠く、安全でした。
まあ、家の前の道は水浸しにはなりましたが、その程度で済みました。良かった。

先週の私の書いたもの、読み返してみると支離滅裂ですね。
少なくとも、話題が二つあります。
そこで、改めて一つ目の話題を膨らましてみます。(手抜きではなく、!ECO!です)
というわけで、今回の話題は、(またもや)「開発環境」です。

思い出話をします。長いです。読み飛ばしても・・・。
そもそも、私はPCに触れる年齢が遅かったので、最初は食わず嫌いをしていました。
大学に入り、しょうがなく使うことになるのですが、当時は大学もPCを導入し始めでして。
学生に与えられるPC環境も、共有のPCしかなく、しかも「Windows」と「Linax」の併用という、初心者には厳しい状況でした
当然我が家にはPCなどなく、学校で共有PCを使ってレポートを書く、程度でした。
卒論を書く段階になり、ようやく自身のPCを買うことにしました。
なんとなくの記憶ですが、まだUSBでつなぐだけではなく、接続後各デバイスの同期や相互認識を取らなければ動かない、ようでした。
「WindowsXP」でしたが、嫌な印象を受けました。PCってメンドクサイ、と。
その結果、PCはネットゲームにしか使われることなく、やがて朽ちていきました。
何回もシステムの復元をしたりして、遂には自力で立ち上がらなくなってしまいました。

それから数年後、なぜか依然大学生であった私は、新たにPCを手に入れます。
今度は「Windows7」です。
昔の悪い印象はどこへやら、ずいぶん簡単に接続や設定ができるようになっていて、正直驚きました。
ちょっとPCが好きになりました。
そして何とか無事卒業し、就職した先は、組み込み系の開発現場でした。
当然のようにPCを使い、C言語で開発を進めていきます。
そこで、組み込み系やC言語に触れる中で、PCの基礎を学ぶことができたと思います。
主にトランジスタで作られる二値の論理回路。
複雑なPCという機械も、ある意味では、二値の組み合わせのみで動いている、と感じました。
どんなPCも、プログラムも、全ての根幹は「ON・OFF」という二値の羅列に過ぎないのだと。
なにかがスッキリしました。
同時に「色々な回路素子を使ってハード上で機能を実現・実装する」という現場だったからかもしれません。
いつの間にか、PCが身近な存在になっていました。
いや、むしろ、もはや、そんな二値論理で組み上げられたPCの思想体系が好きになっていました。
それから・・・。退社後、Javaを習得し、Androidで開発し、Eclipseを使いこなすようになりました。
グリッサンドに入社し、cocos2d-xを使い、C++を習得、など色々挑戦中です。

さてようやく本題。「開発環境」の構築に苦労するのが嫌だ、ということでした。
この「構築のため苦労することに対し、嫌さを感じる」原因は、上記のような過去の経験に因ると思います。
どんな「開発環境」でも最終的には、あのすっきりした二値の世界に変換して(されて)、どんなプログラムも動く。
つまり、ゴールは一緒なのに、この入り口の多様さ・複雑さは何なんだ?と。
そこに未だに違和感・嫌悪感を感じているんだと思います。
今回Windows8上で、cocos2d-x用に開発環境を整えていくと、昔の嫌な思いが甦ってくるのです。
初めて自分のPCを手にしたときの嫌な印象が、です。PCってメンドクサイ。
動かすまでに苦労することに「無駄」を感じてしまいます。

もっと手近に、簡単に、誰でも、開発ができる時代になってほしいな、と思います。
だって、「開発」って仕事自体は、ものすごく楽しいんですから。

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