ブログBlog

今年の話題のIT新技術は?どうなるドローン、自動運転技術

投稿日:2016年01月15日

こんにちは、サカです。

年が明けて1月ももう半分になりました。
さて昨年のIT関連の新技術などで一般に浸透してきたり、話題になった
一番のものはなんでしょうか?

私はドローンと自動車の自動運転だったと思います。
皆さんはどう思いますか?

ドローンというと私ならブレードランナー等の映画監督のダグラス・トランブル
の監督作の映画「サイレント・ランニング」を思い出します。
これに登場する3台のロボット”デューイ”、”ヒューイ”、”ルーイ”は
ドローンと呼ばれていました。(日本語吹き替えではロボットとされたらしい
です。ちなみにドローンの名前はドナルドダックの3匹の甥っ子たちが
元ネタです)映画の話は長くなりそうなので次回に譲りたいと思います。

しかしどこまでがドローンなのでしょうか?
有視界(肉眼で見える範囲)でラジコンのように操作するものも最近は
ドローンと呼ばれますし、プログラムされたルートを半自律的に飛行する
もの、完全自立型、ラジコンのように操作するがカメラ等のセンサーで
確認して遠隔操作するもの(テレイグジスタンス技術に属するようにも
思えますが)等いろいろなものがあります。もちろんおもちゃのような
物から本格的な物・軍用の物まであります。飛行タイプの物をすべて
ドローンと言っているようにも感じます。
ただそのような物は以前にもいろいろありましたが、昨年からそれらの
身近な話題やニュース(問題のあるものも含め)が多くなってきたと感じます。

さてドローンとはwikiで調べると
「ドローン (drone)とは英語で雄のハチ(英語:Drone)を指す語句。
 転じて群体の一部(端末)、不活発・受動的な活動体、ハチの発するような
 音などを指す。以下はこれにちなむ。
 ・(命令を実行する)自律する無人機。 転じて無人車両 (UGV) や無人
  航空機 (UAV) 、無人船舶 (USV) 、探査衛星など、遠隔操縦機または
 (半)自律式な機械全般を指す。
 ・前述の命令を受けて自律飛行する飛行物体という意味から転じ、やや狭義
  に、遠隔操縦または自律式のクワッドコプター、マルチコプターを表す
  言葉として、近年(2010年代以降)メディア等で多用されるようになって
  いる。」
とあります。

なので厳密に言うと全てがそうでないのでしょう。
そんな中、早速中国のとある企業ではこんなものまであらわれました。
その企業:
http://www.ehang.com/index.html
人を乗せて飛行できるものです。運転するわけじゃないですが無人ですら
ありません。これはもうドローンというより、自動運転機能付きのヘリですよね。
もちろんこれは航空法や安全基準等の面で実際に運用は難しいようです。

なので私が最近感じるのは厳密なドローンの定義にあたるかどうかより
旅客・貨物飛行機、ヘリ、軍用飛行機等にくらべて最近話題になって
増えてきた全てドローンと呼んでいる飛行タイプの機器全てがあまりにも
安易に使われすぎているのではないかということです。
それらの問題を真剣に考え・対策しないといけないのではないのでしょうか?

このままだと運転免許を持たない歩行者や自転車のように実はいろいろ
問題や交通法規があるのに守らないで使う人が増えるのではないでしょうか?
旅客飛行機等に比べてドローンの安全対策や故障や事故への対応は全く脆弱と
言えるでしょう。おもちゃレベルの物も多いです。
たった1台のドローンが電車の線路に落ちれば架線が切れ、電車に大きな影響を
与える心配があると思いますが、そんな時はどうなのるのでしょうか?
昨年話題になった認知症の老人の踏切事故のように莫大な賠償を要求される
場合も考えられます。
それにどれもどこまでが誰の責任なのかもタイプによってあいまいです。
先に挙げたラジコンタイプでも望遠鏡や双眼鏡、カメラ等で眺めて操縦
したら?ヘリで高度まで飛んでそこから飛ばしたら?とかたくさん疑問が
あります。そのラジコンタイプなら問題は操縦者ですが、自律型になって
くるとそのハードやメーカー、プログラム等にも責任が生まれるでしょう。
大空は道路と違って目に見えるガイドはありませんので安易に飛行させて
しまう懸念がありますが、実際はルートや飛行区域が決まっていたり
実は制限がいろいろあるはずです。
飛行機は管制塔で誘導管制したりしているので、同様にドローンも
お互いや飛行機等との通信機能が必要かもしれません。
日本政府はドローンに利用を推進していくみたいですが、誰かこの関係の
事を考えて、制限や法整備等をしていく予定があるのでしょうかねえ。
私は心配に思えます。

これは自動車の自動運転にも同じことが言えます。問題は技術だけでは
ありません。
自動運転技術についてもいろいろ考えがあるのですが、長くなったので
またの機会にしたいと思います。

さて今年はいったいどんな新技術が話題になるでしょうか?
やはり引き続きドローンや自動運転、それらに必要になるAI技術等が
話題になると思いますが、思ってみなかったような新たな物も生まれて
くるかもしれません。

皆さんはどう思いますか?

ではまた。

PAGE TOP