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ドローン、サイレントランニング

投稿日:2016年01月25日

こんにちは、サカです。

ここのところとても寒いですね。何年ぶりかの寒波だとか。
朝の出勤時が一番身にしみます。

さて今回は予告通り前回ドローンの話で出た映画「サイレント・ランニング」
についてです。

私はおそらくドローンという言葉はこれで初めて知ったのだと思います。
アメリカで最初1972年に公開されています。
あらすじ等詳細はwikiなんかで調べてみてください。

監督のダグラス・トランブルは「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」
「未知との遭遇」等で特撮を手掛け、初監督としてこの「サイレント・ランニング」
を後に監督として「ブレインストーム」等を手掛けています。
(メジャーでの監督第2作となる「ブレインストーム(クリストファー・ウォーケン主演)」
も私の好きな映画ですが、残念ながら撮影途中にナタリー・ウッドが亡くなっていまい
ました)

前も書きましたが登場する3台のロボット”デューイ”、”ヒューイ”、”ルーイ”は
ドローンと呼ばれていました。(日本語吹き替えではロボットとされたらしい
です。)ドローンの名前はドナルドダックの3匹の甥っ子たちの名前が元ネタです。
そしてこれらには中に体の一部を失ったベトナム帰還兵が入って演じていたそうです。
カセットのようなものでプログラムできる想定になっていたみたいです。

スタッフの名前をよく見てみると脚本にあのマイケル・チミノが入っています。
その後、「ディアハンター」ではアカデミー賞を受賞し、「天国の門」では莫大な赤字を
出して映画会社(チャップリンやグリフィス、フェアバンクスらが作ったユナイテッド・アーティスツ)
を事実上倒産に追い込んだ監督です。(UAはMGMに買収され、現在はトム・クルーズが
実質的な経営者として映画製作にたずさわるらいいです)
元は脚本家だったんですね。今回調べて初めて知りました。

この映画はSFと言っても宇宙人も派手な打ち合いも出てこず、環境などがテーマになる等
時代背景を反映したものでした。

中には最後の方の「地球から離れて行くドームでデューイが一人ぼっちで、植物に水をやり世話を
し続けている」様子がまるでジブリの「天空の城ラピュタ」の崩壊して遠ざかっていくラピュタの
中で一人だけのロボット兵が変わらず歩いていく姿が見えるシーンがとても似ているという人も
います。
「ラピュタ」は1986年なので宮崎さんに何らかの影響を与えていたのかもしれませんね。
結構宮崎さんの作品は影響やオマージュ、元ネタ多いらしいですよ。本人は意図しているのか
どうかわかりませんけど(「風立ちぬ」公開前後にNHKで放映された半藤一利さんとの対談でも
半藤さんの「あのシーンは原作のあの部分をベースにされたのではないか?」のような質問
に対して原作を読んだのは昔でそうだったか覚えていないといった返事をしていますし。)

以上、昨年テリー・ギリアムの「ゼロの未来」のBluerayを入手したのにまだ見れていない
サカでした。
皆さんお風邪など召されませんように!ではまた。

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