ブログBlog

イギリスのEU離脱騒動

投稿日:2016年06月30日

こんにちは、サカです。
ちょうど1週間前の6/23、イギリスは国民投票でEU離脱を選択しました。

私は朝の通勤電車が事故で遅れて慌てていたので、よく覚えているのですが、
その合間にスマホでニュースを見た時は世論調査では残留派優勢との事で
でしたので、まずその通りになるだろうなと思っていました。
そして何とか職場には遅れずに出勤でき、朝から急ぎの仕事があったので
そのまま仕事を始めたのですが、意外に手間がかかり結局午前中いっぱい
かかってしまいました。
それから自分の席に戻ってお昼に行く準備をいていたのですが、周りの
方が離脱の話をされているのを聞いて、投票結果がEU離脱だった事をやっと
知りました。

さて、これからイギリスは、世界経済はどうなっていってしまうのでしょうか?
スコットランドや北アイルランドは独立するとかの話もあがっている一方
離脱派が離脱によって浮くとされていたEUの負担金の額が嘘で、その分を
他の予算に充てるとも言ってないとか公約を反故にする話が出たりとか、
離脱に投票した事を後悔している人が多く、再投票を求める署名が集まって
いるらしいですね。イギリスは大混乱のようです。英領ジブラルタルは
スペインが共同統治にしようとか言いだしているらしいです。
キャメロン首相は残留派だったのでEU脱退手続きはやりたくないみたいですし。
やはり民主主義とはいえ、こんな問題を多数決で決めるのは無理があったのでは
ないでしょうか?

皆さんは何かを思い出しませんか?
私はある歴史を思い出しました。昔とある国々が経済的理由や移民等へ反発等
からナショナリズムが台頭し、とある国では国民自らとある急進的なリーダー
を選び、とある国は国際的団体から脱退し、世界的な戦争に突き進んでいった
歴史を…。

さて、話を経済に戻すと株安や円高が進んでいます。イギリスがEUでなくなって
しまうと個別にFTA等を結ばない限り、関税額が変わってきます。
イギリスと日本との輸出入は今後どうなっていくかわかりませんが、イギリス
現地工場で生産する各国の製品でEU向けに輸出する製品は、元々関税がないために
そうしていたので、かなりの影響が考えられます。
もちろん円高が進めば輸出全般の利益が下がるのは当然ですが。(逆に輸入は
また以前のように還元セールとかあるのでしょうかね。Apple製品が値下げに
なるとありがたいですが)

日立製作所は鉄道車両の工場をイギリスに建設したところでした、と言っても
イギリス国内に売るためなら十分だし、EUのフランス、ドイツ等は自前で作る
技術力も高いのでそもそもあまり売れなさそうです。他にはBMWのMINIの工場は
以前と同じく主にイギリスの工場で生産しています。一部モデルが今でもオーストリア
工場で製造されているみたいなので、そちらにシフトしていくのかもしれません。

私の好きなジンは安くなるでしょうか?下記の写真はビーフィーター・ジンで
ラベルには赤い制服のロンドン塔の衛兵隊ヨーマン・ウォーダー(通称ビーフィーター)
の姿が描かれています。象徴的なので載せてみました。カクテル等には最適
ですが、私がオンザロックで飲むのが好きなのはゴードンズ ジンの方です。

先日から少しイギリスに興味が出てきたので気にしているとNHKの海外テレビ
番組で故ダイアナ妃の母方の祖母はアメリカ人で、その父(つまり曾祖父)は
アメリカ人を嫌っており、子孫にはぜったいアメリカに住まないようにと遺言
までしていたという逸話をやっていました。(現実は住まないどころか子孫は
王位継承者ですね。)時間があったらビデオで「英国王のスピーチ」なんかも
見てみたいと思います。

さあ、これから世界経済は、世界はどうなっていくのでしょうか。心配です。

ではまた。

PAGE TOP