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SF作品の中のVRゲーム

投稿日:2018年02月20日

帰山です

少し前ですが、テレビのロードショウで名探偵コナンの劇場版、ベイカー街の亡霊という映画をやっていましたので観ました。
観るのは二回目くらいだったのですが、この映画はタイトルに反してSF要素のようなものがちりばめられています。
「VRゲーム」「人工頭脳」「遺伝子探査プログラム」など、映画が上映されたのは2002年頃だったらしいのですが今でも最先端のワードが映画の中に出てきます。
映画の大まかな話としては、VRゲームの中にとりこまれてログアウト出来なくなった主人公たちが、なんとかゲームをクリアして生還しようとする、という内容です。
同じような話として「ソードアートオンライン」という小説や「.hack」というゲームがあり、どれもVRゲームの中に取り込まれて生きるか死ぬかのサバイバルが始まるというストーリーです。
興味深いことに「ベイカー街の亡霊」も「ソードアートオンライン」も「.hack」も、発表は2002年ごろだそうです。
製作期間を考えると、どの作品も偶然同じようなストーリーを同じ時期に作っていたということになり、どれかが元ネタであとはそれを参考にしたというようなものでも無いそうです。

2000年初頭というと、ちょうどオンラインゲームが流行りだしたような時期だと思いますので、そういった影響だと思いますが、面白いシンクロです。

VRゲームはようやく今、形になりつつありますが、そういったSF要素を含んだ作品があったからこそ、現実に技術が追いついた、ということもあると思います。
そう思うとSFというのは面白いですね。
ただ、VRゲームを悪用して多くのプレイヤーに悪影響を与えるような犯罪、ということもそういった作品は示唆しているのではないかと思います。
ゲームの中に精神ごと取り込まれる、ということは無いでしょうが、ポケモンショックの時のように、明滅する激しい映像を見せて視覚をどうこうする、といったようなことはVRの技術でも出来ると言われています。

プレイする側も、作る側も、そういったことは気をつけていかなければならないのではないかと思います。

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