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巨星墜つ

投稿日:2020年01月22日 デザイン

こんにちはサカです。
毎朝とっても寒いですね。
風邪やインフルがまた流行っているようです。
皆さんのところではどうですか?

さて、昨年末12/30に工業デザイナー、イラストレーターの巨匠シド・ミード さんが亡くなられました。

最近の方はあまりご存知ないかもしれませんが、私や私の先輩デザイナー の方々の間では、影響を受けたとか、デザイナーになるきっかけになった という方が多かったと思います。特に彼の画集「SENTINEL」が有名です。
ガッシュという画材を溝引きという手法で使ったイラストは当時真似した 方が多かったはずです。 あと、私の世代ではリドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」 (1982年のオリジナルの方)でデザイナーとして参加され、登場する車 (車と行ってもスピナーと呼ばれる空を飛ぶ車)のデザインがとてもかっこ よく印象に残っています。
映画「トロン」(これも同1982年のオリジナルの方。世界初の本格的CG映画) のデザインにも参加されています。
その後も、様々な映画にデザイナーとして参加されていたようです。

日本ではいわゆるヒゲガンダム(ターンエーガンダム)のデザインをされた のも覚えておられる方もいるかもしれません。

半年ほど前Amazon Primeビデオでたまたま見たピーター・ハイアムズ監督の 映画「サウンド・オブ・サンダー」を見た時、見た事があるデザインの車が 出ているなと思ったら、エンドロールにやはりシド・ミードさんの名前があり ました。先ほどあらためてwikiで調べたら原作はなんとレイ・ブラッドベリ でした。レイ・ブラッドベリも大ファンなのですが、彼の作品ほどまたもな 映画化に恵まれなかった作家はいなかったのではないかと思いました。
(トリュフォーの華氏451は一番マシかと思いますが、リメイク版もある みたいですね。サウンド・オブ・サンダーはひどかった。「何かが道を やってくる」の映画版も見たいのですがAmazonでリージョン1のDVDは売って いるみたいなのですが、見れるのでしょうか?中古かも)

シド・ミードさんは最近でも映画の続編のブレードランナー2049にもコンセ プチュアル・デザインを提供していたのですが昨年86歳で引退を表明した ところでした。まさに巨星墜つ。本当に残念に思います。

それではまた!

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