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最後の浮世絵師 月岡芳年

投稿日:2023年08月08日 デザイン

芦屋市立美術博物館 特別展「最後の浮世絵師 月岡芳年」に行って来ました

月岡芳年は江戸から明治にかけての浮世絵師です
今で言うとイラストレーターに近い職業です

現代のイラストレーターも素晴らしいですが
違うなと感じたのは、画面における構図
画面上に描かれる物の配置、目線の移動、最も効果的な見せ方、が考え尽くされていること

また、一本の線の力強さです
今のデジタルで描いた線は、間違えたら消してすぐに書き直せますが、筆で描いた線は間違えたらやり直しです
そういった物理的な制約からくる緊張感が、線の違いに繋がっており
また色の濃淡による陰影をほとんどつけなくても、線の強弱により立体感や質感を表現する描き方は凄いとしか言いようがありません

デジタルといった画材の変化に伴って便利になった分と、逆に失ったもの、を感じさせられる展示でした

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