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韓国現代詩選

投稿日:2024年05月01日 ライフスタイル

こんばんは、阿部です。
表題の詩集を読んだので、感想を書きます。


韓国現代詩選


詩人の茨木のり子さんが翻訳した、韓国詩集です。
教科書で見かけたことのある方が手掛けられていたので、手に取りました。

12人62編の詩で構成されています。全員が貴族ではなく、市井の方が詠まれたものも含まれています。作詩クオリティに差など感じられず、どれも面白く読めました。
亡くなった人を思う気持ちが綴られている詩が見かけられます。
茨木のり子さんの好みなのか、韓国詩の特徴なのか分かりませんが、かなしみを歌った詩が割合に多い印象です。

悲しい気持ちを「青」で表現することが多いですが、本書では「赤」で表現されることがあります。
例えば、姜恩喬という詩人の「つつじ」という詩です。
流した涙を受けて、植物が紅葉している表現があります。
あとがきの解説を読むと、ここに出てくる涙は、血涙を表しているそうです。

どの詩人にも解説が添えられており、背景にある文化がどういうものか教えてくれるので、読みやすかったです。
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