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電電宮
投稿日:2025年12月24日 ライフスタイル
こんにちは、牧田です。
気づけば早いもので、もう年末ですね。
年始が近づくと、楽しみなものの1つが初詣になります。
今回は、初詣におすすめしたい、ちょっと面白い神社を紹介します。
その名も 「電電宮(でんでんぐう)」。
電電宮は、京都・嵐山にある虚空蔵法輪寺の境内にあります。 主神はその名の通り、雷や電気にゆかりのある 「電電明神」です。
もともとは「明星社(みょうじょうしゃ)」と呼ばれていました。
伝説によると、道昌という僧が、「求聞持法」という修行を百日間行い、満願の日に井戸で水を汲んでいたところ、天空から明星が降り注ぎ、虚空蔵菩薩が姿を現したと伝えられています。
このとき、本尊の顕現として現れた明星天子を本地とし、「電電明神」を主神とする明星社が、鎮守社の一つとして祀られるようになったそうです。
後の昭和31年(1956年)に当時の近畿電波監理局長であった平林金之助氏により、電電宮は電気・電波の祖神として新たに奉祀され、名称も「電電宮」となりました。
同時に、電気や電波の研究に尽くした人々をたたえるため、法輪寺の境内に「電電塔」が建立されました。
そこには現在も、電気研究者の代表としてエジソンや電波研究者の代表としてヘルツの銅製の肖像が掲げられています。
近年では、電気・電波関係だけでなく、コンピュータ関係者や通信事業者などからも信仰を集め、業界関係者がお参りに訪れる神社として知られています。
また、電電宮は、お守りもユニークです。
特に有名なのが、マイクロSDカード型のお守りです。
このSDカードには、虚空蔵菩薩像の画像データが収められており、
ご利益は端末の突然の故障やトラブル防止になります。
ちなみに容量は、16GBとなっています。
さらに、「情報安全護符」という7枚セットのシール状のお守りもあり、PCやスマートフォンなどに貼ることができます。
こうしたお守りが身近な場所にあると、 自然と気持ちが引き締まり、情報の取り扱いに対しても丁寧な意識が生まれるかもしれませんね。
初詣の行き先に迷ったら、少し変わったご利益をいただける電電宮を訪れてみてはいかがでしょうか。
