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引き算的な設計思想

投稿日:2021年05月18日 トピックス

こんばんは。布内です。
ゲーム開発者さんのコラムやカンファレンス等で度々聞く考え方で「引き算的な設計思想」があります。
簡単に説明すると「80点のアイデアA」「70点のアイデアB」「90点のアイデアC」とある場合、全部のアイデアを盛り込むよりも、「70点のアイデアB」を切り捨て、その分「80点のアイデアA」「90点のアイデアC」に力を入れる事で平均点を良くするという考え方です。
思いついたアイデアあえて捨てることによって「コンセプトが明確に」なり、全体をシェイプアップしてやりかたを明確化することによって、開発がスムーズに推進されるケースもあるそうです。
実際にとある開発者さんは、一部後半のステージをばっさりと削除しているそうだが、そのことによって開発に必要な作業量を減らしつつ、余剰リソースを、より重要度の高い箇所のクオリティーアップに使用できたといっています。
ポイントは、「おもしろいかおもしろくないかでなくて、目的のための必要かどうかで判断すること」との事。
「引き算的な設計思想」は開発リソースの効率化やゲームのコンセプトの明確化にも役立つとの事ですが、システム開発でも顧客の要望を明確化したり、不要な機能をカットする事で他の機能を良くしたりと通じるのでないでしょうか?
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