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岡本太郎展

投稿日:2022年09月22日 デザイン トピックス ライフスタイル

こんにちは。牧田です。

先日、今年2月にオープンしたばっかりの中之島美術館の岡本太郎展にいきました。 岡本太郎は、日本を代表する前衛芸術家です。1911年(明治44年)2月26日 に神奈川県で漫画家の父と歌人の母との間に生まれました。 岡本太郎は絵画、彫刻、建築、著書、そしてデザインなど幅広い分野で作品を制作しました。岡本太郎美術館では、1800もの作品が貯蔵されています。
今回の展覧会でも、絵画、彫刻以外にも岡本太郎がでデザインしたテーブルや時計、椅子、ティーポット、グラスのコップ、なども展示されていました。

デザインと前衛美術は一見、真反対なジャンルの様に思えるかもしれません。
しかし、産業革命以降、科学技術の発展の元にお互いに影響をうけ合い、発展していきました。
例えば、オランダのピエト・モンドリアンが製作した「コンポジション」という作品は垂直線と水平線で構成されており、色も赤、青、黄の三色と白、黒、および灰色の補助色を使用したすっきりとした配色の作品です。
こういった直線の構成とすっきりとした配色は現在のWebデザインの構成やグラフィックデザインにも大きな影響を残しています。
また、このピエト・モンドリアンが設立した美術運動の組織「デ・ステイル」という美術運動の組織があり、椅子や建築のデザインも手にかけています。

また、今回展覧会に行ってみて思ったのは、色合いや描かれているシンボルの表現などがとても勉強になりました。
どの様な意味合いでその色を使用するか、どの様にそのモチーフの特徴をシンボルとして落とし込むかなどとても興味深かったです。
デザインと美術の歴史を知る事は、デザインを制作する事でとても参考になる事が多いと思います。これから秋にもなるので芸術を楽しんでみてはどうですか。

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