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「Mission: SPACE COMIC」プロジェクト
こんばんは。牧田です
暑い日が続いていますが、もうすぐお盆ですね。
夏季休暇を利用して、帰省や旅行などを予定している方も多いのではないでしょうか。
今回は、とても興味深いニュースをご紹介したいと思います。
皆さんは『宇宙兄弟』という漫画をご存じでしょうか。
『宇宙兄弟』は、幼い頃に「一緒に宇宙飛行士になる」と約束を交わした兄・南波六太(ムッタ)と弟・南波日々人(ヒビト)が、それぞれの夢に向かって歩んでいく姿を描いた漫画作品です。
今年6月、約18年続いた連載が完結し、その長い歴史に幕を下ろしました。
そして、この作品の完結にあわせて発表されたのが「Mission: SPACE COMIC」というプロジェクトです。
これは、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に設置されたロボットアームを使って、宇宙で漫画を描くという世界初の試みです。
JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の筑波宇宙センターから漫画のデータや描画プログラムを送信し、地上からロボットアームを遠隔操作して、一枚の原稿を完成させるという内容になっています。
プロジェクトのインタビューでは、ロボットアーム開発時の苦労についても紹介されていました。
宇宙では無重力環境でも安定して描画する必要があることに加え、機材には動作可能な温度範囲があるため、できるだけ短時間で描き終えられるよう、さまざまな工夫が施されたそうです。
また、私が特に面白いと感じたのは、作者である小山宙哉さんのお話です。
小山さんは、普段よりも太いペンを使い、その太さの中でできるだけ細い線を描くことを意識したそうです。
インタビューでは、その理由について詳しい説明はありませんでした。
しかし、ロボットアームの描画映像を見ていると、細かい描写が多いほどロボットの動きも複雑になるため、「人が描きやすい絵」ではなく、「ロボットが描きやすい絵」を意識して作画方法を工夫されたのではないかと感じました。
今回のニュースで印象に残ったのは、「宇宙で漫画を描く」というスケールの大きな挑戦だけでなく、その裏側で作者や開発者が試行錯誤を重ねていたことでした。
技術の進歩というと、新しい機械やシステムについ目が行きがちですが、それを活かすために人の側も工夫を重ねているのだと感じ、とても興味深かったです。
漫画と宇宙という、一見すると意外な組み合わせから生まれた、とても夢のあるプロジェクトでした。
気になった方は、ぜひ「Mission: SPACE COMIC」を調べてみてはいかがでしょうか
