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変遷

投稿日:2021年11月09日 テクノロジー トピックス

こんにちは、サカタです。

寒くなってきたと思ったら、また少し暑くなったりと季節の変わり目に弱いのが私です。 当然のごとく先日体調をくずしてしまいました。 でもテレワークが多くなり、出勤が少ないのでよそから風邪をもらってきたりする事は 少なくなりました。毎日の手洗い、うがいも地味に効いているようです。
皆さんはどうですか?

さて先日はAppleから新しいMacBookが発売され、Appleユーザの間では新しく搭載されたSoCの M1ProやM1Maxチップの性能の高さが話題です。前回のM1からMacはCPUでなくSoCとなりました。 以前は他社半導体メーカのCPUを採用していましたが、iPhoneやiPad等と同じApple製のSoC (System-on-a-chip)になりました。SoCはメインとなるCPUだけではなく従来の他のチップ (GPU、RAM)が一つのダイ(回路が組み込まれている半導体の単位)に収まりました。

思い起こせば、元々Macは最初はCPUにモトローラのMotorola 68000シリーズプロセッサを採用して いました。そして競合相手のPCはCPUにIntelのプロセッサが採用されていて、OS等のソフトウェア だけではなくハード面でも対立構造ができていました。(IntelのCPU開発にはとある日本メーカ のIntelへの発注と日本人開発者がきっかけになっていますが、それはまた別の話。知りたい人は YouTubeで昔のNHKの番組「電子立国日本」の動画を探して見てください。)

しかし、その後Macはどんどんシェアを落とし、Macの売りだったGUIを使ったソフトウェアも MSから真似されPCにも搭載されるようになってきました。そこでAppleはOSだけでなくハード ウェアについても何度か刷新しています。(一方PCではいまだにDOSコマンドも動きます) 最初はMotorola 68000シリーズからApple、IBM、モトローラが提携してPowerPCというRISCタイプ のマイクロプロセッサを一から共同開発して搭載しました。(それに対してIntelのチップは CISCタイプとなりますが、現在ではRISCタイプのよいところも取り込んでいます)。

現在スマホやタブレットで採用されているほとんどのSoCがこのRISCタイプのチップである ARM社のARMアーキテクチャ(Cortexシリーズ)をベースに開発されています。 (AppleのAシリーズ、Mシリーズ、クアルコムのSnapdragonもARMベースです)。 (intelのx86チップも昔はAMD以外のメーカから互換チップがたくさん出ていました。NECも Vシリーズという互換チップ、Epsonもその互換チップを出してPC98互換機で競争・ 対立?していました)
ほとんどのメーカは設計・開発だけ行い、実際の製造は台湾のTSMC等に委託しています。 (Intelは自社製造にこだわったせいか、チップのプロセスルール(半導体の回路線幅)の 縮小に遅れをとっています)なので、MacはM1でPowerPC以来またRISCチップに戻ったことになります。

話を戻しますが、PowerPCの登場でもぱっとしなかったのですが、ジョブズが戻った頃に 性能が高いPowerPC G3シリーズが登場し、しばらくGシリーズが続いたので、それが続くと 思われたのですが、突然intelチップへの移行が発表され、先日までMacは全てintelチップでした。
(それまでも極秘裏にMacのintel化は進んでいたようです)その時期を前後してCPUメーカ としてのモトローラ社はなくなり、IBMもPC部門をLenovoに売却してしまいました。

それから、iPhoneのSoCにARMアーキテクチャを採用したAシリーズを開発し、Macよりも ヒットし、毎年改良するペースもあってAシリーズに開発リソースがつぎこまれ、Appleユーザ の間ではMacより処理能力が高いのではと噂されていました。 そしてついにintelチップから、いわゆるAppleシリコン(MacだとMシリーズ)への全面移行が 発表され、Mac mini,iMac,MacBook等、ほぼ全てのシリーズからAppleシリコン搭載モデル が発表されています(一部まだintelチップモデルも併売)

これだけハードやOSのアーキテクチャが変わっても続いているコンピュータも珍しいと 思われます。いままでMac、PC以外にも色々なアーキテクチャのパソコンが登場しましたが 結局淘汰されてしまいました。

きっと今後もMacは色々変わっていくのだろうなと思います。Windowsも一部でARM アーキテクチャのPCも出ていますが、intelの方も最新の12世代Core iシリーズで ARMアーキテクチャのようなbig.LITTLE技術が採用されました。

オタクとしては今後どんなハードが出てくるか楽しみです。 まあ昔は色々とパーツを交換してグレードアップするのも楽しみのひとつでしたが 色々と他にも楽しみ方は増えているようです。(例えばM1チップでサポートされなく なったBootCampのWindowsの代わりにArm版WindowsをM1チップで動かせるらしいです)

ちなみに私が初めて購入して使用したMacOSはCommodore社のAMIGAというコンピュータの ReadySoft社のMacエミュレータでした。なんと中古のMacから回収したROMを使って動かしていました。CPUがMotorola 68000で互換性があったのでOSがそのまま動いたんですね。AMIGA用にintelチップを搭載しWindowsを動かせるブリッジボードなんていうのも発売されていました。)

今度Macが移行されるなら次は量子コンピュータ採用でしょうか?
それではまた。
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