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プラットフォーム

投稿日:2024年01月16日 テクノロジー トピックス ビジネス

こんにちはサカタです。
今年2024年は年明け早々、災害や事故が起こり、波乱の幕開けでした。
災害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

さて、最近読んだIT関連の記事で「デジタル小作人」という言葉を知りました。
どうも、海外大手のプラットフォームベンダー企業に高価なライセンス料等を払ってそれを利用し、 それに依存している日本のデジタル化の現場の事だそうです。

現在、デジタル・ITのプラットフォームはほぼ海外(特にアメリカ)のものがほとんどです。 日本は以前TRONでPC用OSのプラットフォーム化を目指しましたが、当時日米貿易摩擦等で阻止されてしまいました。
今では組み込み系としてITRONが残っている程度です。ただし組み込みはlinux系の採用も多いです。

プラットフォームとしてはフリー系の物も多いので、それを使った場合は「デジタル小作人」とは言えないようにも思えます。

また、開発系だけでなくYouTuber等のSNSもプラットフォームを利用したり、内容によっては広告等の収益化させたり、はがされたり、いわゆるアカバンされたりする場合もあるので似たような状況かと思います。

ただ実際の小作農業は国の政策や資本によって農地解放して地主から小作地を取り戻し、自前だけでやっていけるようにする事も可能だし、元々小作でなかった農民もいたかと思うので、デジタルにそのまま当てはめるのは少し乱暴なように思います。

それに現在のデジタル・IT業界では、全て自前でやるのは不可能に近いし、効率が悪いように思います。
あとは新しい分野をいち早く切り開く事ができたら、新たにプラットフォーマーになる事ができるかもしれませんが、それもその分野だけで、他の既存の分野はあいかわらず既存のプラットフォームを利用した方が効率が良いと思われます。
また既存のプラットフォームと新たなものを上手く融合させる事も多いと思います。

なので、わざわざ「デジタル小作人」という言葉を使うのも、どうなのかなあと疑問に思います。

皆様はどう思われますか?
それでは、また。
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